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2021年4月24日放送分「VRトレーニング」

放送日:2021年4月24日(土)

パーソナリティ
一文字 弥太郎さん

アシスタント
岡 佳奈さん

レスコ出演者
代表取締役 藤川 佳應

radio theme
VRトレーニング
VRトレーニングとは?

VRはバーチャルリアリティという事で、ゲームであったりとか、テーマパークでもアトラクションがあったりしますけれども。

VRで訓練するという事ですね。
遊びではなくてヘッドセットとタッチコントローラーを使って、職業訓練にVRを使うという事ですね。

広島の企業が開発したんですか?

中区の舟入にビーライズさんという会社がありまして。VRを使った職業訓練の、いろんなタイプのアプリケーションを開発しておられます。

そこに行かれて、どんな体験されたんですか?

まず一つはLITALICOワークスさんという、就労定着の事業所をやっておられるところと、ビーライズさんが共同で開発した障害者の方々の職業訓練VRアプリを体験してきたのと、あとは高速道路の高所作業の職業訓練アプリの両方を触ってきました。

どんな感じになるのですか?

LITALICOワークスさんと作られた「ジョブスタジオ」という名前がついたアプリケーションの方は、うちの会社の専務が実際に体験して「何かやっているな」と見ていたんですけど、その間ずっとVRでイチゴパフェを作っていたようで。

周りから見たら、手を動かしているのは見えるけど…

私より2個年上の専務が、目の前でガチャガチャとイチゴパフェを作っていて、一応実況してくれたんですけど、「今からイチゴを乗せるから」「チョコレートがここにかかっちゃダメ」とか言いながらチョコレートをかけて。
360度見渡せる仮想店舗の中でお客様からオーダーを受けて伝票を貼っていきます。

一連の仕事内容をVRで出来るのですか。 高所作業はどうだったんですか?

高所作業は、高速道路の橋脚の裏側のコンクリートをハンマーで叩いてやると音で劣化したところがわかるらしいんですけど、その作業を経験させていただきまして、乗る前にちゃんと「ハーネスを付けてください」ってメッセージが流れるので、ハーネスを付けて。

それは本当に付けているの?

本当に付けてというかVRの中で付けて、ゴンドラに乗って高いところに上がって、タッチコントローラーをハンマーに見立ててトントントントンと叩いていくと結構面白いので、ついついやりすぎたところ、ゴンドラから落下してしまいまして、でもおかげさまでハーネスを付けていたので、ブランブランと落ちなくて済みました…
それは、うちの専務も同じ事やったんですけど、ハーネス付けるの忘れちゃったんですね。で、私と同じようにやりすぎちゃって落下したんですけど、ハーネス付けてなかったから頭から落ちてしまって。落ちた瞬間「ああ……っ」て言ってました。

実際に体験が難しい事も、VRで体験できる。

それが本当にリアルなんですね。メガネをつけるとその世界が体験できる。

これって、職業訓練に特化して、企業の求めている内容で開発していけるって事ですよね。

できるって事なんですね。イチゴパフェだったり、高所作業だったり。

VRトレーニングを体験してみて

どうでした? 体験してみて。

まさかそのレベルまで生々しく体験できると思って行ってなかったので、やった後に、二人で物凄いテンション上がって。うちの専務が落下した話で1週間もちました。

本当に落下したらシャレにならないけど。

落下しているんですけど立っているので、別に頭から落ちているわけじゃないのに、落ちた瞬間に首をすくめるっていう。それくらいリアルです。

実際にイチゴパフェにしてもその研修をやるとすると、材料を揃えて場所を確保して教えてくれる人も必要とかありますし。特にコロナ禍なのでしづらい感じですよね。

高所作業とか危険な作業を、現場で学ぶというのも大変ですもんね。

落ちる体験ってできないです。

できないですもんね。VRはこれから増えていきますかね?

増えると思います。少なくともうちの専務は「高所作業はハーネス付けないと危ないよ」ってみんなに言っていましたから。

いろんな事に使えそうですね。医療現場でも。

医療現場もそうですね。この間VR絡みのアプリケーションの話を聞いたら、外国人の方が日本に来て働く上で、日本での生活に慣れないといけないので、仮想で日本の地域社会を作って、コンビニに行って買い物にしたり、地下鉄に乗ってみたりとか。日本の文化をある程度模擬体験できるというものも、製品としてあるらしいですよ。

あるんですか。例えば、私がブラックジャックに憧れた外科医だとしたら、手術も…

本当にそれはあるらしいんですよ、考えられているらしいです。

だって人の体で練習できないですからね。

もちろんできないので、そのときの臨場感とか、今までの紙のマニュアルからVRを利用したものになると、もっとわかりやすいのかなと思います。

紙で何十ページのマニュアルを読んでっていうよりもVRでやったほうがすぐ理解できますよね。就労支援とか医療分野とかありましたけど、これはどんどん広がっていきそうですか?

どんどん広がっていくと思います。例えば、入院をしておられた方が地域社会に戻って自宅で自立して生活できるかという上で、生活訓練は必要になってくるんですけど、今だと生活環境と同じような場所を作って、スタッフの方が付かれて教えたりするのですが、VRだと、仮想自宅みたいなものを作って、ガスをつけたりみたいな事もできますよね。

私の母親も入院していましたけどリハビリの時、和室の部屋にガスコンロが置いてあって、「ここから立ち上がってガスコンロに行きましょう」とスタッフの方が言って、ちゃんと膝が治ったかをチェックをしていました。

大変手がかかるし、本当はもっと何回も訓練ってあったほうが良いんですけど、そういう意味ではVRも活用領域はあると思います。

面白いですね。これから市場もどんどん増えていくでしょうけど、レスコさんとしてはどうなんですか? このVRって。

それはぜひ作りたいって思っています。

そうですよね。さっきの生活訓練のお話じゃないですけど、家に帰ったときどうするかとか、逆にひきこもりの方が社会に出るときのためにVRのアプリがあると。

良いですよね。いろんなコンテンツを作る事ができると思うんですけど。

スポーツにしてもそうですしね。

今もうVRスポーツは当然ですし、ARスポーツっていうバーチャルとリアルの組み合わせによるスポーツとか。

実際にボール投げたりしながら、VRも出来て。

HADOっていうARゲームなんかは、確か波動拳が打てたりします。

そうなんですか? 面白い。実際に波動拳やると危ないけどVRなら…

波動拳はそもそも出ないんですけど、VRなら波動拳が出るので。

たまらない世の中になってきましたね。でも本当に社会的に貢献できるアプリから先に開発してもらってね。

そういう技術がどんどん医療領域にも活用できたらと思いますね。